銭湯の廃業が続いているらしい。

銭湯に通っている。といっても通い始めたのは5月末からなのだけど、都内の銭湯を中心に約100件の銭湯を巡っている。

なぜ銭湯に行き始めたのかというと単純で仕事で行く機会があって、それからなんとなく銭湯に通うようになったわけだ。
まあ行き始めるとなんとなく、ほかの銭湯も行ってみようかなって思い始めて休みの日や仕事終わりに銭湯を調べてはフラフラと行くようになった。そんな銭湯だけど、僕が行き始めた5月末から今までで約100件の中で2件が廃業、1件が営業再開未定、1軒が来年早いうちに廃業となるらしい、半年もしない間に4軒ほど無くなってしまう感じだ。なくなる理由は色々とあって、よく言われるのが後継者問題、あとはやっぱりお客さんの減少による経営難みたいだ。なんとなく銭湯ブーム的なものはあるけれど、なんだかんだで営業は難しそうだ。

確かに後継者問題は何代も続いたといっても設備自体が老朽化しており、開業からの50年営業することと今からの50年を営業していくことは大きく違って、後者の方は結構至難の業だと感じる。設備を直したりリニューアルしようと思っても今の利用者の減少ではなかなかその予算の捻出はかなり難しいだろう。

実際最近無くなった二軒も故障が原因で直すことが予算的にもリスクが大きく困難で、そのタイミングで廃業という流れになっていた。そんな銭湯を息子が継ぐというのもなかなかハードルが高い気がするかといって外部から後継者を入れることもなかなか難しい、銭湯は建物や土地も持ち物であることが多いだろうし維持費も掛かる。故障もそうだし建物自体の老朽化を考えると、息子だったら、もう廃業してマンションや駐車場にした方が楽に生活できるわけだし、銭湯は文化だから残さないとと言われても、じゃあそこまで保証してくれるのか?と言えばほぼ無理だろう。残念だけど、これからまだまだ廃業は増えていくのは目に見えている。

僕のよく行く銭湯のおばあちゃんが、この辺も昔は10軒以上銭湯があったんだけど、今は2軒になって「次はうちかな?」って言っていて、そこはとっても味のある古い銭湯なんだけど、やっぱり設備の良いところにお客さんは行くそうで、設備を良くするにはお金も掛かるから難しいそうだ。まあ「レトロな雰囲気がいい」という人は毎日通うお客さんじゃないことが多いだろうし、毎日通うなら確かに設備に流れる人は多いのは自然なことなんだと思う。

あ、銭湯の話になるとちょいちょい出てくるのは「入れ墨問題」これは銭湯に通うまであまり知らなかったんだけど、大衆浴場とされる銭湯は基本入れ墨はOKなところが大半みたいだ。なのでヤクザ屋さんも問題なく入れるところも多いし、今流行のファッション的なタトゥーも問題なく入れる。ただなんだかんだで入れ墨を入れている人とそうじゃない人は銭湯の利用の仕方が違うことが多い、まあまあ銭湯に通って思うのは一番迷惑なのはファッションタトゥーを入れている人は結構うるさい人が多い、世に言うウィー系の人だ、理由はたぶんそういうウィー系の人は一人で来ることは少なく、友達と来ていることが多いので、割と騒ぐことが多い気がする。ほんと確かに「ウィー」みたいな感じでははしゃいでいる。一方ヤクザ屋さんは結構静かな人が多い、ただとにかくサウナが好きな人が多く、水風呂に入るときの声と勢いはただならぬ感じの人が多い。ちなみに僕は夜中に行く銭湯はタトゥー禁止なんだけど、ヤクザやさんは無視して入ってきている人を見たことないけど、ウィー系の入れ墨の人は結構無視して入ってきている。もちろん夜中に友達と来ているのでかなり「ウィー!」って言っている。その銭湯は少し変わっていて、なぜか湯船にお寿司のおもちゃが200個くらい浮かべてあったり、壁になぜか花火の映像が流れていたりするんだけど、こないだはマリオのキノコが200個くらい浮かべてあって、僕はそのキノコをバランスをとりながら4段重ねていたのだけど、ウィー系が入った後に見てみたらやっぱり無残に崩されていた。たぶんあいつら、キノコを股間にあてて「ちんこウィ-!」って絶対やってはずだ間違いない。ちなみに銭湯の利用者の力関係を考えると複雑だ、ヤクザとその辺のおっさんはわりと対等な線上にいる気がする。たぶんかなりの頻度で利用していると予想されるので、一利用者としての心得がある気がする。でもウィー系はその辺のおっさんのこと格下に見ているとことが多い、単純に他に利用しているおっさんがいるのに「ウィー!」ってはしゃいだりするのは、そういうこととで、ある意味気にもしていないということだと思う。それを立証するのは、そのタイミングでヤクザらしき入れ墨の利用者が来るとおとなしくなるのはそういうことなんじゃないかと分析できるわけだ。もちろん全ての人に当てはまるわけではないが、そういう人がイメージを悪くしているのは明らかだ。

 

ちょっと話がずれてしまったので元に戻すと、とにかく銭湯を運営するのは大変らしい、そんな中でどうしたらいいのかを少し考えてみることにした。たまに銭湯でイベントをやっていることがあるが、銭湯がイベントをするのは個人的にあまり好きじゃない。とくに音楽であったりカルチャー的なイベントをやっているとこころは、なんとなく行きにくい。もちろんお湯を季節によって変えたりするイベントはいいと思うんだけど、カルチャー的なイベントはどうも方向性は間違っている気がする。もちろん試行錯誤しているんだろうけど、普段通っている人からすると、なんとなく違和感を感じると思うし、イベント目的で来た人ってなかなか本当の利用者になることは難しい。
なんだったら銭湯をロケーションとしてだけ考えてお湯にもつからず帰っていくイベントはなんか違う気がする。
今銭湯の利用者が減っている原因は間違いなく家にお風呂があるということが大きい。じゃあそんな状況の中、どうやって銭湯に足を運んでもらうのかを考える必要がある。僕が個人的に思うのは、銭湯に人が来ない原因の一つは今の若い人には他人の前で全裸になって風呂に入るという行為そのもののハードルが高いように思う。

にお風呂がなかった時代なら、親が子供を銭湯に連れていくので、人の前で全裸になるという抵抗感がない気がする。でも今の時代は子供どころか親世代が家にお風呂があるのは当たり前の時代に育っているので、2世代の意識改革が必要になる。むしろ親世代をうまく顧客にすることが重要だ。銭湯ビジネスというのはたぶん半径2キロくらいをメインに考えたコミュニケーションビジネスだと思う。それが基盤となるような運営方法がベストだと。では今来ていない近所の人にどうアプローチできて他人の前で全裸にハードルをどう乗り越えさせるかだ。とりあえず一回来てもらえれば可能性は見えてくるのが銭湯の魅力ではあると思う。カルチャー的なイベントをしてしまうとその銭湯の商圏以外の人で埋まってします可能性が高いのであまり意味が無い。もちろんそれをきっかけに近所にある銭湯に行くことに繋がればいいけど、まず近所の住人へのアプローチを考えたい、難しいのは男性だ。女性に関してはなんだかんだでコラーゲン風呂みたいな美をテーマにした風呂を近所にアプローチしていけば、少なからず興味を持ってくれるだろうけど、男性は難しい例えば家に風呂はあるけどサウナはないので、サウナを売りにって思ってもサウナのある大衆浴場は意外と少ない。

そうなるとやっぱり、無料券に頼るしかない。誰もかれも無料にすると大変だし、経営にも支障がでるので子供連れのお客様無料の日を週に一回ほど時間を決めて営業するのがいいのではないかと思う。※一人月に一回のみ利用可能。今はチラシの印刷は安いので、なんとなく良い感じのほっこりしたチラシを作り、半径二キロ圏内にポスティングするしかないだろう。子供は大きなお風呂は喜ぶので一度入れてあげると、「パパ銭湯行きたい」ってことになる可能性はわりと高い気がする。問題は即効性だ、ある程度お客さんがきたところで、これからの維持費を考えると相当だ、銭湯の息子が廃業してマンションや駐車場にすること以上に将来安泰のイメージが持てないと、これから銭湯を残していくことは想像以上に困難なはずだ。

でも銭湯はわりと楽しい、変な人が入ってきたな~って思ったら確実に変な行動をしている。結局銭湯とは何なのか?

まあとりあえず今も頑張って営業していておすすめの銭湯を3件ほど紹介して寝るとしよう。

①小平浴場

東京にある銭湯の中でもここまで昔のまま残っている銭湯は珍しい、リニューアルもほとんどされていなく、建てられた当時のまま大切にされ営業している。もちろんペンキ絵も健在だ。
小平市津田町3−4−22 
西武多摩湖線「一橋学園」駅下車、徒歩10分 
営業時間 15:45−23:00 
定休日 第1、第3月曜

 

②世界湯

近所にあれば毎日通いたくなること間違い無しの老舗中の老舗。清潔感抜群で銭湯本来姿がここにある。
中央区日本橋人形町2−17−2
営業時間 15:00−23:30 
定休日 月曜日

③三筋湯

少し前まで休業していたそうだけど、最近再開したそうで近所の常連客でに賑わっていた。浴室から眺めることのできる沢山の鯉を見ながらゆっくりできる。
東京都台東区三筋2丁目13−2
営業時間 15:00−23:30 
定休日 月曜日

 

ぜひ近所の銭湯に行ってみておくれ。