神保町には色んな思い出があります。かつて勤めていた会社のお得意先様があって、かなりクリティカルなミスをして謝りに行き、普段は怖い部長さんが我が社の大ピンチのそのときにはとても良い人で親身になって対応してくださって、社内の人間には嫌われていても社外に良い言葉を掛けて救ってくれる人がいたりするんだなと涙を流しながら神保町のラーメン二郎に並んだこともありました。

その頃は自分のふがいなさに加えて自社のクオリティの問題もあって、何かと人に頭を下げることが多かった記憶ばかりが強く、毎日夜中にスニッカーズを食べてはブクブク太っていました。不思議なことに、その会社では日々かなり罵られていたのに、同じ業界の別の会社では凄い凄いと言われ色んな仕事を任せてもらえたりしてそれなりの成果を出し、人っていうのは環境次第で本当に180度違う評価になるんだなと実感。

まあその褒められた会社も契約打ち切り、クビになるんですけど(爆)

神保町といえば古本屋、カレー、スキーショップの町です。

これが一般的なイメージ。音楽好きだったら、楽器屋街である御茶ノ水からずっと坂を下ってきて、下りきって神保町テリトリーといえるゾーンにも楽器屋が入り込んでるのがわかると思います。あとはCDレンタルのジャニス。大学の後輩が「ジャニスはフリッパーズギターの2人が若かりし頃リクエストしまくって在庫が凄い店になった」とトリビアを披露してましたが、面倒臭いんで真偽のほどはネットで調べません。

特定のジャンルについてはツタヤよりも在庫が豊富だと思うし「ジャニス行くよ。ジャニスにしかないCDが沢山あるし、何ならついでにメガヒット系も借りちゃう。ツタヤは人多いのが苦手でね笑」なんて言うとゴールデン街に行きつけの店がある人っぽいのでオススメです。

このたび、神保町のカレーと写真集について書くことになりました。神保町にはカレーを食べられるお店と中古の写真集が買える店が多い、ということからテーマが決まったんですが、せっかくなのでこれをライフワークにしてゆこうと思います。

古本屋の写真

今回購入した写真集はこの2冊

この2冊にもイイ感じのラベルが付いていて、レジでラベルをいただけないか聞いてみたものの、お店の売上伝票代わりにしているとのことで交渉失敗。次回以降はラベルに何て書いてあったかちゃんとメモしておきます。

老舗の喫茶店「さぼうる」さんに入り、カレーを注文。

 

確かビーフカレー?だったと思うんですが、はっきりと覚えてなくてすみません。他のお客さんの多くが頼んでいる爆盛りのナポリタンの印象が強くて・・・ ちなみにこのカレーもライスの量がかなり多くて、カレーのルー多め:ライス少なめメソッドで食べ進める私としては攻略に神経を使いました。

さぼうるのお客さんの良いところとして、他の客がおもむろに写真集を取り出して読み始めたとしても露骨に気持ち悪がったり面白がってSNSに投稿しそうな人が居なかったということです。

それでも取り出して机の上で写真撮るのが限界でしたね、中はお家に帰ってから読みました。みなさんは写真集ってどこで読んでるんですか?

味は、家庭やお蕎麦屋さんで出てくるようなカレーをちょっとスパイシーにした感じで、辛いカレーが苦手な方でもイケる範囲です。たまに「多分大丈夫だよ」と言って勧めてみるとほんの少しでも辛いことが許せない人が怒ったりしますが、そこまでは面倒見切れないというか、「ちょっとでもピリっとしたら殺すぞ」くらい先に言っておいて欲しいです。

小阪由佳さんと言えば、大好きだったドラマ「アキハバラ@DEEP」での印象が強いです。

戦うメイド、アキラとして重要な役割を担っていました。舌っ足らずが祟って噛み噛みのNGシーンを何度もループして本編にガッツリ使っていた演出は素晴らしかったです。

写真集の帯にプロフィールが書いてあって、 特技:デザイン、料理、ウォーキング デザインも気になるけど、特技ウォーキングって良くないですか?趣味超えて特技。

5ページ目、開始早々ドアップのキス顔。攻めてます。このキス顔までのページ、自然光の加減が非常に良くて好きです。2005年くらいの髪型、メイクは見るとせつなくなってきますね。90年代というと即座にノスタルジーが出て来て、2005年というとつい最近のことのように思えるのにその頃のあれこれを振り返ると、古い、と思ってしまう感覚。(※個人の感想です)

私が優香世代、他に広末、松坂、朝青龍世代、ということも関係していそうです。高身長、健康的で、とても良い写真集と思います。水着のすぐ横に見える日焼け跡なんて抜群に良いですね、ここ最近はアイドル界全体の色白至上主義の強迫観念が強すぎるのでちょうどこういうのが見たかったです。移動中に見かける部活で日焼けしている子なんて凝視してしまいます。 ピチピチのホットパンツ、スポブラの上にパーカーを羽織っているカット、素晴らしいです。スポブラ好きなんですよね。あとユニクロのブラトップのCM。あれ素肌の上にブラトップ系の服を着用してそのまま外出してるけど、女性って本当にそんなことするんですか?するって方は自撮り画像を送ってください。 (tony@harding.jpまで)

そういえば先日、某アイドルの握手会で横浜方面行ったときに、横浜の女性はジップパーカー率が非常に高いことに気付きました。東京はプルオーバーが多い。写真集といえばジップパーカーですよね、水着の上に。ラッシュガードは何か違うんだよな!あれは本格的に海に入りたい人のため。

小坂さんのステータス、T168、B88、W58、H84という素晴らしい数字で、B88の持ち主ともなると、「詰め」が不要になるんだなとしみじみ。穿った見方かもしれませんが、入れてませんよ!という主張の強いショット多数です。不思議と神楽坂の五十番の肉まんを思い出します。直径が大きめと言いましょうか。

アイドルの写真集というのはある程度のページ数が必要で、ロケ地の使い方や関係者の希望でガチガチに作り込んでから撮影する部分と、それだけではフィクション性が強いので出たとこ勝負で撮ってみての偶発性に頼っている部分もあると思います。

小阪さんの場合後者にあたるのが、畳の上で水着姿であやとりをしているカットです。これがなかなかどうして素晴らしく、脚だけが写っていて足の指だけであやとりをしているところ、寝転がりながらあやとりをしているんだけどピントは上に突き上げた脚になっているところなど、彼女の特長が活かされていてとても素敵です。

水着が似合っているか、水着そのものがダサくないか、も重要なポイント。ウェットスーツを薄くしたみたいな生地感で、ウェットスーツのステッチみたいなのが入っている水着やスポブラが最高に好きで、なんとこの写真集ではそれが多様されているので、とても感動的でした。あの素材、ちょっと圧迫感が出るじゃないですか、それでいて写真集なので堂々としていて被虐的にはなってない感じが良いですね。ちょっと何言ってるのかわかりません。私は別にハミ出ちゃいそう!とかそういうのはどうでも良いんですよね。

 

私が初めて好きになったアイドル、高橋由美子さん。言ってしまうと、この写真集、当時持ってたんですよね。エッセイとかも買ってたなぁ・・・ 中学生になって最初の頃、どんどんグループみたいなのが出来ているのに自分は全然友達が出来なくて、休み時間にウォークマンで尾崎豊やXを聴く一方で、高橋さんのエッセイ「おしゃべり天使」を読んでいました。

その行為、今でもキモいのに、あの頃ですよ、完全に犯罪者予備軍として扱われていたに違いない。そんな私を凌ぐレベルでビジュアルも言動もメチャメチャキモい奴に本を取り上げられてからかわれたりしてましたけど、地獄。キャラ変したあとの私ならボコボコにしてましたね。

今も当時の名残りがあって、人と打ち解けるのが本当に苦手です。 どういった経緯で写真集を手放したかも覚えておらず、何重にも申し訳ない気持ちがあって、時を経て写真集を書い直すという行為に逡巡したのは確かです。

でもね、ルックス良し、演技良し、曲良しでやっぱり高橋由美子さんて素晴らしいな、好きだなって思います。さいたま市観光宣伝部長の高橋さん、冬のぶらぶら歩き「川越・さいたま」キャンペーンでモデル起用されて去年の冬ごろJRの駅構内にポスターが掲示されていたのを見たときはトキメキました。写真集を開いてみます。

こういうの中古は大体抜いてあるじゃないですか、付録DVDとか。もうこれ、中古のレコード買ったら中にヤバい恋文の便箋が入ってたとかまさかの現金(何故か5000円札が多い)が入ってたとかと同じレベルですよ。

発売から四半世紀経ってますからね、生写真も本体も多少黄ばんでるのは仕方ないとしても、メチャクチャ状態が良い、感動的!紙の書籍不要論、こういうことってありますか?

不要論者はこういうことも全く面白いと思わなさそうなので噛み合わないでしょうが、レコードだから何度も聴く、紙の写真集だから何度もめくる、はあると思いますよ。レコード屋さん、本屋さんに足を運ぶから得られた体験。中古という概念。同じ写真集を何冊も買ってるのは自分でも意味わからないですけど。(お渡し会とか特典とか色々事情があるんだよ)

ちなみにこの生写真の裏には「kodak」って書いてあります。 最初っから水着です。ちょっと冷たい表情も、笑った顔も、お人形さんみたいです。アイドルの素を見たい、「自然体の彼女が垣間見える~」みたいなのが好きな人には物足りないかもしれません。

時代のせいか、基本的にピントが完全に高橋さんど真ん中な感じがして、それも味? 流石に時代は感じます、トゥルットゥルの黒い蛇革みたいな水着とスパンコールのヘアバンドとか。今のセンスからすると悪い意味でヤバい、おばあちゃんが着るような水着もありますね。でもイケちゃうなぁ、圧倒的にカワイイ。エキゾチックなメイク、服装が良くお似合いで、この頃の高橋由美子さんが今出てきたとしても非常にアジアウケするんではないかと思うんですよね。

この写真集のベストは、オフショルダーの大きめセーターをワンピースのようにしてその身体を隠すようにまとっている姿です。 やっぱり入れ込んでいた人の写真集の冷静なレビューというのは難しいです。

2016年から2017年にかけて某アイドルグループの写真集リリースラッシュが続いていますが、普段は水着にならない彼女たちが限定解除!と銘打って過激な写真集を出す。「まじかよ・・・」と神妙な面持ちになりつつ、拝み、展示用巨大パネルのプレゼントコーナーに応募するわけですよ。

高橋さんのこの写真集が出た当時の私が、四半世紀を経た今でもこんなことを思ってテキストを書いていると知ったら絶望するかもしれませんが、たまに楽しいことだってあるんだよ、と教えてあげたいです。