第一回を書き上げ、掲載されている記事に目を通し、俺もコラムニストかぁなんて思っていたのですが、むむ、そもそもコラムって何?ということで調べてみました。

コラム「新聞・雑誌の欄を意味するが,一般的には,一定の枠によって囲まれた,署名または匿名による短評時評」ふ~んなるほどね。全然ちがうじゃん。

どうやら私が書いたのはエッセーとかそういう類のモノらしい。ホントはデーモン小暮閣下みたいに何かしら評論するもんらしい。でもまぁ別にコラムの意味も最近はけっこう曖昧らしく何でもいいっちゃいいらしい。

ふ~んなるほどね。全然よくわからないじゃん。

ふはは!………よし!
あんまり気にしないことにするぜ!!

評論なんて大それたこと出来ませんよわたしゃ。へらへら。まぁそもそもコラムを書いてくれと言われているわけではありませんからね。これからもだらだら何かしら書いていこうと思うわけです。

う~む。で、何書くかな。迷うな。迷うンゴ。まじ卍。そうだなぁ。今回はポケモン世界一として対戦で勝ち続ける際に身に付けた思考パターンみたいなのを書こうかね。お、よくないかこれ。興味あるでしょ。なんか自己啓発セミナーみたいだけど。そう、あなたたちは今からでも変われるのです。

前回、ポケモン対戦は将棋に似ている、あれやこれが違うと嘘ばかり書きましたが、ちゃんと明確かつ重要な違うポイントというのが実はございまして、ズバリ!「運要素」です。

対戦における育成、戦略などの準備は戦地へ赴く者としてはいわば当たり前の事で、運要素に対しどう向き合うのかというのが実際の戦闘中での立ち回りで最重要ファクターとなります。

例えばね、ポケモン赤緑すらやったことない人はわからないかもしれず申し訳ありませんが、
はい、
「りかけいのおとこが勝負をしかけてきた!」
「りかけいのおとこはゼニガメを繰り出した!」
で、
『いけっ、ピカチュウ!』
となったとします。タイプ相性的に有利です。しかもピカチュウのが素早い。やったぜ。

で、ピカチュウに撃たせる技を選択しなければならないのですが、有利対面でも考えることはたくさんあります。

(よっしゃ、ピカチュウ「かみなり」いくぜ…。)と、子供は考えます。かみなりは威力が高く、かっこいいですよね。それに当たればゼニガメは瀕死になります。が、かみなりの命中率は70%なので、つまりピカチュウがそのターンでゼニガメを倒せる確率は70%ということです。

う~む。大人の皆さんとしてこれでは心許ないでしょう。天気予報ならまぁ雨が降るけど、競馬で5万かけるとしたら貧乏人はビビる確率ですよねぇ。私もビビります。つって、じゃあ10万ボルトにしてみましょう。10万ボルトはかみなりより威力は劣りますが、命中率は100%です。

いや、しかし、ピカチュウの攻撃力で10万ボルトではゼニガメを一撃で倒せなさそうです。

う~む。あ、ならピカチュウに攻撃力アップアイテムを持たせて10万ボルトすればいいのかぁ。それならこのターンで100%ゼニガメを倒せるじゃん。的なね。が、まぁここまでは基礎知識レベルのお話。

ここから更にゼニガメ側の動きを考慮し、可能性を列挙します。
1・ゼニガメが交代し10万ボルトなどの電気技が効きにくいポケモンと交代する
2・ゼニガメが防御系アイテムを持っている
3・ゼニガメが防御特化で育成されていて、普通に電気技を耐えてくる

などなど…まぁ細かいのは沢山ありますが省くとこんなもん。で、理由は説明すると長いので割愛しますが、可能性がダントツで高いのが1、低いのが2です。3は相手のパーティによるので今の状況では判別不能です。

これを踏まえてピカチュウの選択肢は、
①・普通に10万ボルトを撃つ
②・防御特化でもぶっとばせる上、交代されても交代先へのダメージを期待できるかみなりを撃つ
③・交代する可能性が高いので違う技を撃つ
順当に考えればこの3つ。さぁ、どうするべきか?

オラついている人はどうせ交代するだろうと②、チキンハートは①を選ぶと思います。捻くれ者はとりあえず③だと思ってるでしょう。

私は捻くれています。ここでの正解は①です。

なぜか?

これが1ターン目というのがポイントです。私は意地が悪いので説明しませんでしたが、1ターン目という何も判明していない状況だと先ほど省いた細かい可能性というのが多すぎるのです。そういった場合、読みを外したり、低確率を通した際の旨みが薄れることが多くなります。そんな状態で博打を打つ必要はありません。

更に最悪のパターンとして、①以外の選択肢だと、かみなりが外れたり、交代しなかったりすると、有利対面のはずなのにピカチュウがゼニガメに倒される可能性があります。

私がポケモンで勝ち続けた際に最も重視した思考の基準とは「運は味方につけようとするものではない。運要素を避ける事、可能な限り運要素と関わり合いにならない事が重要」という考え方でした。この考え方だと①以外の選択肢はありえないのです。

今回の例だと単純な状況ゆえ、単純な行動が答えとなりましたが、対戦でターンを消費していくと、もっと沢山の考慮すべき材料が増えていきます。選択肢自体は減ることもあるのですが、考えることは増え、判断が難しくなっていきます。

そこで判断基準を理論的に可能性の高いところといういわば曖昧なところ、ではなく、「最悪のパターンになるのを避ける」というところに置くのです。最悪のパターンとは1つですので、そうすれば自分の動きにも安定感が産まれます。たとえ運が悪くても最悪ではないので、多少の運要素には動じなくなります。たとえ負けたとしても理由がどこにあるのか明確になり、次に活かすことも容易になります。

一度勝てばいいというのであれば話は別ですが、人生と同様、全ての勝負に勝つということは不可能です。私が世界一の時も勝率は85%いかない程度でした。理屈や理論というのは、運要素から逃れるために使用するものなのです。

人生も選択の連続だと思います。そういった時、目先のメリットに躍起にならずに現状を把握し、最悪のパターンをしっかり想定し、避ける、というのは当たり前ですが、ちゃんと考えてやってみればまた違ってくることもあるのではないでしょうか。と、ここまで書きましたが、やっぱり一番面白いのは理屈にならないところだとも思います。恋愛とか、私もずっと続けている音楽もそうですね。

ポケモン対戦もそうなのですが、本当に強い人と闘うと、互いが理屈を考えに考え込んだ境地に達しているため、勝敗を分けるのが勝負所での勘や経験、あとはまぁ結局運になってきます。
でも、そういった勝負でのヒリつきは本当に堪らない。まじでね。卍。ポケモンが好きだとかそういったことよりも、こういったスリルにハマり、ポケモン対戦にのめり込んだのかなぁとも思います。

最悪のパターンから逃げるというと、ネガティヴなイメージを持つかもしれませんが、間違いないですし、何より面白いですよ、ってことなのです。

現状から最悪のパターンを理解する、ってのは意外とちゃんと考えないと正解にたどり着けませんが、意識してみる価値はあると思います。

ちなみに私は、人生においてだと難しすぎてよくわからないですね。
AM 11:11