「最高の人生だった・・・」

今ならそう言いながら死ねる気がしています。乃木坂46というアイドルグループが好きなのですが、彼女たちは現実の悲しみを全て忘れさせてくれます。選抜メンバーには選ばれなかった、これまでのアンダーメンバー参加曲のみと一部新曲を収録したアンダーアルバムというものが2018年の1月に発売されるんですね。「商品概要決定!」「ショップ別特典決定!」「CDタイプ別特典決定!」と煽ってくるのは良いのですが一向に収録曲が明かされないという・・・ここは黙って積むしかないです。

11月から、メンバーの写真集リリースラッシュも始まっています。せっかくここで連載の場をいただいているので、それぞれの写真集を独断と偏見で5段階評価させてもらいます。何らかの参考にしていただければと思います。この原稿を書いている時点で発売前の写真集については現時点で公開されている情報に基づく期待値となります。詳細については拙ブログ、トーニャハーディング is still aliveの「写真集界のデアゴスティーニを愛して。この日のために生きてきた」というエントリーの中で思いの丈を綴っているのでぜひ読んでみてください。

■若月佑美ファースト写真集「パレット」
発売日:2017年11月7日
出版社:集英社
ロケ地:スペイン
セクシー:★★★★☆
ベレー帽:★★★★★
セクシーな写真よりパーカー羽織ってるのが良い:★★★★☆

■新内眞衣ファースト写真集「どこにいるの?」
発売日:2017年11月14日(※15日全国発売)
出版社:光文社
ロケ地:タイ
脚:★★★★★
生々しさ:★★★★☆
泣き要素:★★★★☆

■堀未央奈ファースト写真集「君らしさ」
発売日:2017年11月24日
出版社:主婦と生活社
ロケ地:アメリカ
秋元先生の帯コメントの句読点の多さ:★★★★★
泣き要素:★★★★★
バレッタのイントロ:★★★★★

■松村沙友理ファースト写真集「意外っていうか、前から可愛いと思ってた」
発売日:2017年12月12日
出版社:小学館
ロケ地:ハワイ
全盛期を更新中:★★★★★
タイトルはスベってるけど本人の仕上がり具合:★★★★★
尻:★★★★★★★★★★

■与田祐希ファースト写真集「日向の温度」
発売日:2017年12月26日
出版社:幻冬舎
ロケ地:シンガポール
舞台観て以降完全に期待:★★★★★
発売1ヶ月延期でも色気はあるとよ:★★★☆☆
与田ちゃん出身の志賀島に行きそうになった:★★★★★

さて、前置きが長くなりました。今回も2冊の写真集とカレーについてやっていきます。

・中嶋美智代写真集「気まぐれ」
1995年3月15日 初版発行
購入価格¥500(定価¥3,000)

・里中唯1st写真集「I will…」
2006年9月29日 初版第一刷発行
購入価格¥390(定価¥2,940)

古書専門店Vintage(ヴィンテージ)さん。ヴィンテージっていう名前が良いですね、ワインとか、ギターとか、ヴィンテージモノっていうのは良いもんです。うれしいワインみたいな即頭痛がするようなやつしか飲んだことないし、何十年前の良いギターとかも弾いたことないですけど、ヴィンテージってやつはきっと良いもんなんです。ソムリエが能書きを添えて注いでくれるワイン、腕の立つ職人が数十年前に作ったギターは程良い枯れ具合なんです。きっとヴィンテージさんは蔵書も良い具合に黄ばんでるんだろうななどと胸を躍らせ、階段を登りました。

まず、なぜ中嶋美智代さんの写真集を手にしたかと言うと、中嶋さんは写真集を10冊くらい出してるんですが、ヴィンテージさんは中嶋さんの品揃えがやたら豊富でほとんど揃っていたんですね。誰かが一気に全部売りにきてそのままになってるのかな?などと考えたら写真集ソムリエならば誰でも手にとってしまいますよ。そして中嶋美智代さんと言えば、前回こちらのコーナーで書かせてもらった私のアイドル原体験であるところの高橋由美子さん、彼女と並んでBOMBに良く掲載されていたんじゃないかなと思います。いい具合に思い入れがあるんです。

中嶋さんの記憶があれこれ蘇ってきます。この写真集リリースと同時期にやっていたアニメ「飛べ!イサミ」で初めて声優を務めたのに主役だったんですよね。凄い良いアニメだったし、OP曲はTOKIOの「ハートを磨くっきゃない」ですよ!マジかよ!?と疑いたくなるような曲名ですがなかなかどうして素晴らしい楽曲ですし、時を経て「リリック」のような最高楽曲をTOKIOは自作するようになるんですよね。泣ける。くの一のはるか先生好きだったなぁ。

写真集を買い、カレー屋さんに向かいます。今回いただいたのは、「スープカレー屋 鴻(オオドリー)」さんの、国産牛100% 自家製 てごねハンバーグスープカレー(黒スープ×ごはん少なめ)。オオドリーさんのハンバーグ、めっちゃ美味しいんですよ!ただね、やっぱりカレー屋さんの中で写真集を読むというのは至難の業です。「カレー屋で写真集を読むのは難しい」それくらいの普通の感覚が私には備わっていて、親、これまでの先生に感謝です。今回も写真集を袋から取り出し机の上に置き、写メを撮るのが限界です。裏表紙はアウトじゃないですか。自分自身は普通の感覚が備わっている気でいても、それを見た他のお客さん、店員さんからしたら完全にアウトです。これが自己評価と他社評価のズレというやつですね。

長いこと糖質制限中のため、ごはんは少なめです。見てください、かなり慎ましやかでしょ?たくさんの野菜と豚骨ベースのスープ、とっても美味しいオオドリーさんのこのスープとハンバーグをゆっくり味わうことをメインに楽しみます。店内ではEvery Breath You Takeのライブ版がかかっています。原曲よりもロッキンみを増し、少し粗い演奏がむしろ心地良い。と思ったらポリスだけではなく色んなバンドのライブ版がかかっていて、店員さんのiPod公開処刑店舗なのか?追加でお酒でも頼みたくなってきます。クイーン、ジャーニー・・・帰りたくない。

写真集の中身の話をすると、かなりガチンコな内容で、20年前はすげえな!となりました。成人しても幼さが残るそのベイビーフェイスっぷりが人気要素の1つでもあった中嶋さん、お肌が結構荒れていてほとばしるクレアラシル感、躯体をしならせるセクシーショット満載でありつつ、お胸は慎ましやかなんですね。我が坂メンバーの写真集もかなり攻めているのもありますがやはりデビュー以来大事にしてきたイメージというものがありますので限界はあるんです。その限界の中で各ステークホルダー達、秋元先生・本人・カメラマン・運営・ファンがせめぎ合い楽しむというゲームなのです。一方で、中嶋さんは20数年前に時代と、自身の看板を背負って限界を感じさせることなくガチンコでやってくれています。

洗顔中で顔はすっぴん、半開きの目で鏡を覗きこむ。上半身裸で洗面台にくの字に被さり、腕はピグモン(それが胸を隠す結果に)、それを真横から撮った写真なんかは完全に意味不明で気付けば25分くらい眺めてしまいました。私の中では最早その辺の名画より印象に残る素晴らしい写真として脳に刻み込まれたのです。ベッド上で横たわっているところで、デコルテライン上に砂が散りばめられているのも良いです。唐突にそのカットが出てくる感じです。それ以外にも、ほぼすっぴんでは?という写真が多く、本当にお胸が慎ましやかなんですね。その生々しさから目を背けない修行でもあります。値段の書いてないお寿司屋さんで藻塩をかけてあるんで醤油につけずそのまま食べてくださいと言われて食べたイカのような、完全に美味しいんだけど語彙が無くて馬鹿舌でごめんなさいという感じで、素晴らしい写真集です。これはきっと今後も手放さないです。

里中唯さんの1st写真集「I will…」。仮面ライダーカブトのヒロイン、里中唯さん。この系統の顔がたまらなく好きなんです。家入レオを超える最高のキツネ目顔、15年前にハロプロに居そうな顔だけど実際に居たらどうなってしまっただろう、と大評判です、私の中で。仮面ライダーカブトでは、寡黙でなかなか他人に心を開かない一人称「ボク」という、このビジュアルにして100点満点の設定だったんですけど、本当にその塩梅が最後まで素晴らしかったです。映画版も良かったですね。今回、狙ったワケでは無いという前置きをしておきます。里中さんも非常に慎ましやかなんですよね、でもどこから目線だよという話ですが、全く不足感は無い、むしろ必然。神秘的ですらある。以前、拙ブログにその感想を書いた鈴木咲さんなんかも同じで、慎ましやか且つセクシーが同時に成り立ちます。セクシーが宿るのは胸や尻、脚などのパーツではない。セクシーは精神や全体最適にこそ憑依するのだ。誰でも思いつきそうなことを名言ぽくツイートしてる人みたいで恥ずかしいです。

里中唯さんについてはカブトの中でみた寡黙なキャラのイメージでしか語れないので、この写真集はショッキングでもあり、何度見返しても新鮮さを味わえるものでもあります。「あの、ひより(役名)ちゃんがこんな水着姿なんかになるわけない・・・」。水嶋ヒロ演じる天道総司がデートをすっぽかすと言うかヒーローにありがちな理由で待ち合わせ場所に行けないワケですが、超絶唯我独尊なのでひよりに謝らないんですよね。羨ましい限りです。私なんてそんなことしたら「なんかキモいおっさんにドタキャンされたんだけど、キモいだけじゃなく勘違い野郎なうえにサイコパスじゃね?」などとツイートされ、そのツイートにDMのやり取りのキャプチャを貼られて一発アウトです。そもそもデートなんて2年くらいしてません。そうNo MoreCry。

カブト放送終了後ほどなくして彼女は芸能界を引退してしまわれます。だから、この写真集やイメージDVDはとても貴重な資料です。里中さんはどこを目指していたんだろう、今となってはそれは誰にもわからないけど、ひよりちゃんと、写真集の中の彼女が放つ神秘だけが真実だ。そのように思います。