ディズニーツムツムというスマホゲームをやり始めてから僕の視力は劇的に低下し、遂にメガネデビューをすることになった。

メガネを掛けるという行為は冴えない僕らのような人種にとってハードルが高く、近年の伊達メガネというこ洒落た文化が一層拍車をかけ、本当に目が悪いだけなのに『あの人冴えないくせにカッコつけて伊達メガネしているんじゃない?』とか思われるの耐えられないし、かといってダサダサのメガネをするのも厳しいし、僕でも掛けれるメガネというのを探していたんだけど、メガネ屋さんに行って色んなメガネを試すことも店員に『この人冴えないのに色んなメガネ試してるわ~』ってバックルームで笑われているんじゃないかって思うと店にも行けないし、だからこれはもうコンタクトしかないなって思ったんだけど、聞いてみたら一度眼科に行かないといけないみたいで面倒だし、、、

そう思いながら歩いているとお店に眼科の先生が来ていて、その場で検査してくれて直ぐにコンタクトがもらえるみたいなことを書いているお店があって、思い切って入ってみたら、週に3日間ほど先生が来る日があるんだけど今日はその日ではないと言われ『じゃあその日に来たらすぐに検査してもらえるんですか?』と聞くと『コンタクトは使えない人もいるから、目に入れれない人とか』と言われ、もし僕がそのコンタクトを目に入れるのが怖くて入れられないタイプだったら恥ずかしいし、そんなリスクは負えないから無理だと思って『じゃあまた今度きますね』と言って帰ってきたんだけど、『そうだ!ネットでコンタクトを買って試しで自分で入れてみて大丈夫だという確認を取れたら行けばいいんだ!』とひらめいて、そのあと初めてやったけど大丈夫してたみたいな感じですれば完璧だと思ったんだけど、ちょっと頭を過ったのは、もしコンタクトを入れることがなんとなく大丈夫だってわかって、好奇心で輪郭付きのコンタクト買ったり、色付きに手をだしてしまうようになったら気持ちわりーな!と思うとコンタクトに手を出すことは許されないなっていう結論に達した。

それでまたメガネを探し始めたんだけど、まるいメガネはオシャレ感出しすぎて僕なんかが掛けていると気持ち悪いし、黒縁はメガネ男子アピールが強すぎてあれだし、ここはギャグっぽく高橋優<●><●>と同じやつにしてやろうかって思ったけど踏み切れないし、それで頭に浮かんだのは昔の新聞記者とか郵便配達の人の地味な人のイメージならなんとか僕でも大丈夫なんじゃないかって思って探していたら、なんとなくいい感じのを見つけて、メーカーを見てみたら『金子眼鏡店』という昔からある会社のようで、最近オシャレメガネ作ってます、みたいな新参者のメーカーじゃないから大丈夫だと思って買ってみたんだけど、その後にネットで調べていたらドラゴンアッシュとかが掛けていたみたいで、これ失敗したな、、、って思った。オシャレさん目指しているみ思われたら死にたいなって感じだ。なんかアンティークショップで実際に古いやつでも買っておけばよかったって後悔している。まあとりあえずダメなら売ればいいかもだけど、無駄金だったな、、、
遠くの山見て視力回復頑張らないと、、、、

それからしばらくしてメガネが自宅に届き(通販で購入していたので)恐る恐る洗面所でそのメガネを掛けてみたんだけど、なんというか、、、、自分では受け入れがたいというか、、、でも誰も見ていない時ならとりあえず必要なときだけ使ってみようかということにした。

通販で買ったのでレンズは入っていないのを買って、持ち込みでレンズを入れてくれるお店に持っていくことになった。店に入ると『今日はどのようなメガネをお探しですか?』と自給920円、交通費支給ありみたいなメガネ店員が僕に声を掛けてきた。

なんとなく平然としている感じを僕なりに演出して、『度入りのレンズを入れて欲しくて』と答えると『かしこまりました、こちらの番号でお呼びしますので』とレシートのようなものを渡されて待っていると呼び出された。

そして金子眼鏡を取り出して、『今まで伊達メガネとして使っていたんですけど、最近視力が落ちて』と、どうでもいいつかないでいいウソをつくと『そうなんですね』とニッコリとされたんだけど、考えてみたらそんなウソ必要ないし、逆に『この人こんな冴えないのに、こんなドラゴンアッシュみたいな伊達メガネ掛けてかっこつけているんだ』って思われて、後でバックルームで笑われる対象になる可能性を想像できなかった自分は緊張で冷静さを失っていたことに後から気が付いた。

でもそのときは気が付いていなかったので、『この人は普段からメガネを掛けている人だと店員は認識したはずだ』と思い込み、そこから 僕の行動は大胆になった。

視力検査を終えレンズができるまでの時間、僕は店頭にあるメガネを何種類も掛けてみた、そこで気が付いたの丸眼鏡を掛けてみたとこを僕の顔は昭和天皇のようになり、ある意味ハマっていることに気が付いた、金子眼鏡(僕は買ったのはサーモントという形?らしい)よりもなんとなくしっくりときているように思えた。もちろんそれを掛けて歩く勇気はないけど。
そうしていると僕のメガネは完成した。

でっきあがったメガネを見て、『これから僕はこのメガネをどうしたらいいんだろう』と遠くと見つめ、そのときなんとなく尾崎豊の気持ちがわかったような気がした。
まあ結局このメガネは使わなくなるだろうなって思った、もう使ってないし。